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ブログ地縄張り確認のポイント ~建物の位置出し~
大田原店
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土地の整地工事が完了しましたO様邸新築工事の現場です。
本日は、O様邸で「地縄張り」の作業を行いました。住まい館の松田です。
「地縄張り」とは、「建物の位置出し」の始めの作業で、設計図から建物外周の位置を地面にロープで示す作業のことを言います。
「地縄張り」は、「図面が現地で現実に見える瞬間」です。
この後工程に「丁張りかけ」と呼ぶ、建物の柱や壁の中心線、高さを示す㎜単位の誤差を修正する作業があります。この工程を「建物の位置出し」と呼んでいます。
「地縄張り」を現地で確認しますと、図面だけではわからないことが現地で見えてきます。
ポイントを意識して確認すると、後悔のない家づくりにつながると思います。
1.建物の配置と広さ
・境界線と建物の離れ、ブロックフェンスを設置するときの離れは
・玄関の向き位置、リビングの位置、寝室の位置
2.隣地との距離・窓の位置
・隣の家の窓と自宅の窓が向かい合っているか
・実際に地縄を見ながら、朝・昼・夕方の光の入り方を確認。 隣の建物の影に時間帯なども確認
3. 駐車スペースと車の動線
・車の出し入れがスムーズにできるか
・駐車する車の台数は何台になるか
4. 庭・外構の使い方
・家族でバーベキューをしたい、ガーデニングを楽しみたいなど
・物置を設置場所、自転車はどこに置こうか
設計図が確定しますと、「建物位置確認」「地縄の確認」と住宅会社のご担当様からお話があるはずです。
(気泡確認)
(気泡確認)
(角度確認)
地縄張り確認の時、「玄関の向き」「隣の家との距離が近いかな」など、図面では気づきにくいことで違和感や疑問がありましたら、遠慮せずに伝えるべきです。
本日の「地縄張り」は、後工程の「丁張りかけ」をスムーズに進めるためにセオドライト(トランシット)と呼ぶ角度測定器を使用して作業を進めました。
9月に入りましたけれど、日中は30℃超えの猛暑日でした。
猛暑が和らぐと聞きますが、屋外での作業は熱中症予防の対策がまだ必要のようです。
本日も空調服が活躍してくれました。
O様邸新築工事、いよいよ基礎工事のスタートです。