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地縄張り確認のポイント ~建物の位置出し~

2025年09月19日
大田原店

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土地の整地工事が完了しましたO様邸新築工事の現場です。

本日は、O様邸で「地縄張り」の作業を行いました。住まい館の松田です。

「地縄張り」とは、「建物の位置出し」の始めの作業で、設計図から建物外周の位置を地面にロープで示す作業のことを言います。

「地縄張り」は、「図面が現地で現実に見える瞬間」です。

この後工程に「丁張りかけ」と呼ぶ、建物の柱や壁の中心線、高さを示す㎜単位の誤差を修正する作業があります。この工程を「建物の位置出し」と呼んでいます。

「地縄張り」を現地で確認しますと、図面だけではわからないことが現地で見えてきます。
ポイントを意識して確認すると、後悔のない家づくりにつながると思います。

1.建物の配置と広さ
・境界線と建物の離れ、ブロックフェンスを設置するときの離れは
・玄関の向き位置、リビングの位置、寝室の位置

2.隣地との距離・窓の位置
・隣の家の窓と自宅の窓が向かい合っているか
・実際に地縄を見ながら、朝・昼・夕方の光の入り方を確認。 隣の建物の影に時間帯なども確認

3. 駐車スペースと車の動線
・車の出し入れがスムーズにできるか
・駐車する車の台数は何台になるか

4. 庭・外構の使い方
・家族でバーベキューをしたい、ガーデニングを楽しみたいなど
・物置を設置場所、自転車はどこに置こうか

設計図が確定しますと、「建物位置確認」「地縄の確認」と住宅会社のご担当様からお話があるはずです。

(気泡確認)

(気泡確認)

(角度確認)

地縄張り確認の時、「玄関の向き」「隣の家との距離が近いかな」など、図面では気づきにくいことで違和感や疑問がありましたら、遠慮せずに伝えるべきです。

 

本日の「地縄張り」は、後工程の「丁張りかけ」をスムーズに進めるためにセオドライト(トランシット)と呼ぶ角度測定器を使用して作業を進めました。

9月に入りましたけれど、日中は30℃超えの猛暑日でした。

猛暑が和らぐと聞きますが、屋外での作業は熱中症予防の対策がまだ必要のようです。
本日も空調服が活躍してくれました。

O様邸新築工事、いよいよ基礎工事のスタートです。

 

 

 

 

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